「孤独感を感じて辛い」
「周りはみんな幸せそうで、自分だけが独りな気がする」
そんな気持ちは全て、孤独を「寂しい」「苦しい」「悲しい」などネガティブなものと結びつけて考えているからです。
今回は、孤独=辛くない、幸せになれるものと認識を変えていく方法を解説します!
孤独を感じる原因
前提
まず孤独を感じる状況として以下の2種類があります。
定量的なもの
・遊びに誘える人がいない
・困ったとき、悩みを相談できる人がいない
定性的なもの
・友達といっしょなのに満たされない
・心から信頼できる人がいない
よく考えてみると、これらは全て悩む必要のない状況といえます。
遊びに誘える人がいないなら、1人で遊べばいい。
心から信頼できる人がいないなら、自分だけを信頼して生きればいい。
ですが、私たちは「孤独を感じる」というただの事実に対して悩んでいます。
それは、孤独は不幸という前提に立っているからです。

孤独を感じやすい理由
「孤独は不幸」という認識は誰しもが持っています。
しかし多くの人は、周りの人は幸せで、自分だけが孤独で不幸だと思いがちです。
その理由として、SNSの普及が一因としてあります。
SNSによって多くの人と簡単に繋がれるようになった反面、自分以外の人の繋がりや行動も細かく見れるようになりました。結果、他の人と自分とで比較をしてしまい、孤独を感じる要素が生まれやすくなりました。
孤独を幸せに変える方法
ここからは、「孤独は不幸」という認識を変える方法を解説します。
「今」から離れる
孤独を不幸だと捉えている人の多くは、目の前のことに囚われています。そのため、過去を振り返り自分を客観視することが必要です。
<方法>
紙と筆記用具を用意して、自分の今までの歩みを書き出す。人生全部じゃなくても、今年1年の出来事でも可。
例)

書き出してみることで、悪いことばかりでなく、良いことも意外に多いことに気づくことができます。
目の前に苦しみばかりが気になって、悪い方向に気持ちが向かっていくことを、冷静に判断できるようになります。
「自分」から離れる

「孤独は不幸」と捉えている人のもう1つの特徴として、自分の内面にばかり目が向いて、自分の外を意識できていないことが挙げられます。少なからずの「自分だけ孤独で辛い思いをしている」という理不尽さがあると思います。
つまり、自分の幸せだけを望んでいるからこそ、今の自分が幸せでないことに囚われて辛くなっているのです。
<方法>
目の前の人に喜んでもらうことに集中する。
家族や友人以外でも、お店の店員さん等身の回りの多くの人に対して、「ありがとう」を言うことから始める。
人は本能的に誰かのためになることに喜びを感じるとされています。
だからこそ目の前の人を笑顔にする行動は、孤独によって不幸を感じていることを癒してくれます。
まとめ
・孤独は不幸という前提によって、私たちは悩んでいる
・その認識を変えるためには、「今」と「自分」から離れることが大切
今回の記事は、慶応で幸福学の研究をされている前野隆司により書かれた、『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』を参考にしました。
序章の部分のみ触れただけなので、読むことで更に孤独に対する固定概念から解放されると思います。
興味があれば読んでみてください
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